あなたにとって特別な数字を、一生に十だけ刻めます。
理由は聞きません。書く欄もありません。七夕でも、誕生日でも、誰かを失った日でも、同じ四桁です。
新しく出会えるのは、数字を刻んだときだけです。ここでは、すでに出会ったものだけを読み返せます。
なぜその数字なのかは、誰にも分かりません。分かるのは、何人がその数字を選んだかだけです。